仮面ライダー電王〜俺、誕生!〜

平成ライダーシリーズの劇場版といえば、例年変化球的なモノ(TVに先駆け最終回、時代劇etc)が多かったのですが、今回は純粋にTVシリーズの延長。・・・と思いきや、今年の電王という作品の大きな特徴である時間を行き来できる特性を十二分にも活かし、TVシリーズ第23話から張り巡らされた伏線と絶妙にリンクして、例年以上に楽しい作品となってました。かと言って、TV版を追って見てない人が置いてきぼりになるということはないけどね。
もうひとつ例年恒例ともなっているTVシリーズに先駆けての最強フォームの公開も、今回は封印。それに代わって登場する劇場限定のウイングフォームもバトルに華を添える程度で、ストーリーのクライマックスもメインキャラであるソードフォームが大トリを務めるというのが好印象でしたね。劇場限定ライダーである牙王を演じる渡辺博之氏も魅力的で、ボスキャラとしての貫禄もタップリでした。

ただ、居ても居なくてもいいようなキャラを設定してまで、話題性だけのキャスティング(陣内とかほしのあきとか)はしなくてもいいかな?(´〜`)